世界遺産登録年:2011年

16 平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群

 

ワーキングの新しい形

平泉は、平安時代中期から後期にかけて、奥州藤原氏の居城として栄えました。奥州藤原氏は、平泉を仏教文化の中心地として発展させ、中尊寺や毛越寺などの寺院を建立しました。これらの寺院は、仏国土(浄土)を表現した建築と庭園を備えており、当時の仏教文化の隆盛を物語っています。

 

平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群は、仏教文化の歴史と伝統を示す重要な遺跡であり、日本の世界遺産の中でも重要な位置を占めています。

 

平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群は、以下の場所から構成されています。

 

中尊寺
毛越寺
観自在王院跡
無量光院跡
金鶏山

 

中尊寺は、奥州藤原氏の初代当主・藤原清衡によって建立された寺院です。中尊寺には、金色堂や五重塔など、多くの国宝や重要文化財が所蔵されています。

 

毛越寺は、奥州藤原氏の3代当主・藤原基衡によって建立された寺院です。毛越寺は、平泉の寺院の中でも最も美しい寺院の一つとされています。

 

観自在王院跡は、奥州藤原氏の2代当主・藤原基実によって建立された寺院の跡です。観自在王院跡には、観音堂や法華堂などの遺構が残っています。

 

無量光院跡は、奥州藤原氏の5代当主・藤原泰衡によって建立された寺院の跡です。無量光院跡には、礼拝殿や鐘楼などの遺構が残っています。

 

金鶏山は、平泉の中心部にある山です。金鶏山には、平泉の守り神である金鶏が祀られています。

 

平泉は、11世紀〜12世紀の日本列島北部領域において、仏教に基づく理想世界の実現を目指して造営された政治・行政上の拠点です。
その拠点に存在する4つの庭園は、奥州藤原氏により、現世における仏国土(浄土)の象徴的な表現、つまり池泉・樹林・金鶏山頂と関連して仏堂を周到に配置することにより実体化した理想郷の光景として造営されました。

 

12世紀日本の本州北部において、仏教に基づく理想世界の実現を目指して造営された政治・行政上の拠点です。
仏堂・浄土庭園をはじめとする構成資産は、6世紀から12世紀の間に中国大陸から日本列島の最東端へと伝わる過程で日本に固有の自然崇拝思想とも融合しつつ独特の性質を持つものへと展開を遂げた仏教、その中でも特に末法の世が近づくにつれ興隆した阿弥陀如来の極楽浄土信仰を中心とする浄土思想に基づき、現世における仏国土(浄土)の空間的な表現を目的として創造された独特の事例である、と評価されています。

 

平泉町HP ⇒ https://www.town.hiraizumi.iwate.jp/heritage/index.html
岩手県HP ⇒ https://www.pref.iwate.jp

 

平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群への交通手段は、以下のとおりです。

 

電車
盛岡駅からJR東北本線に乗車し、平泉駅で下車。
平泉駅から徒歩で平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群まで行くことができます。

 

バス
盛岡駅から岩手県交通のバスに乗車し、平泉駅前で下車。
平泉駅前から徒歩で平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群まで行くことができます。

 


東北自動車道の北上田代ICから国道4号線を北上し、平泉に入り、平泉駅前で下車。
平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群は、岩手県平泉町に位置しています。電車やバスでアクセスすることができます。

 

また、平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群は、JR平泉駅から徒歩で約5分のところにあります。

 

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平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群近辺には、多くの飲食店があります。その中でも、特におすすめの飲食店をいくつかご紹介します。

 

平泉駅前にある茶屋
平泉駅前にある茶屋です。平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群の景色を眺めながら、食事を楽しむことができます。
おすすめメニューは、平泉の郷土料理である「蓮根の煮物」です。

 

平泉町内にある定食屋
平泉町内にある定食屋です。平泉の郷土料理を楽しむことができます。
おすすめメニューは、平泉の郷土料理である「平泉そば」です。

 

平泉町内にある居酒屋
平泉町内にある居酒屋です。地元の食材を使った料理を楽しむことができます。
おすすめメニューは、平泉の郷土料理である「鶏のから揚げ」です。

 

平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群近辺には、他にも多くの飲食店があります。ぜひ、自分好みの飲食店を見つけて、平泉を訪れた際には、美味しい食事を楽しみましょう。