世界遺産登録年:2007年

14 石見銀山遺跡とその文化的景観

 

ワーキングの新しい形

石見銀山遺跡とその文化的景観は、島根県大田市にある、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山です。2007年に世界遺産に登録されました。

1526年に開山し、江戸時代前期には、日本最大の銀山として栄えました。石見銀山から産出された銀は、幕府の財政を支え、また、日本経済の発展に大きく貢献しました。石見銀山は、その歴史的・文化的な価値が認められた理由により、世界遺産に登録されました。
石見銀山遺跡は日本海に面する島根県のほぼ中央に位置し、石見銀の採掘・精錬から運搬・積み出しに至る鉱山開発の総体を表す「銀鉱山跡と鉱山町」、「港と港町」、及びこれらをつなぐ「街道」から成っています。

 

石見銀山遺跡とその文化的景観は、以下の4つの構成資産から構成されています。

 

銀山跡
大森銀山町並み
大森銀山城跡
大森彦三郎社

 

銀山跡は、石見銀山の採掘坑や坑道、水路などの遺跡です。大森銀山町並みは、石見銀山の鉱山労働者やその家族が暮らしていた町並みです。大森銀山城跡は、石見銀山を支配した大森氏の居城跡です。大森彦三郎社は、石見銀山の開山伝説に登場する彦三郎を祀る神社です。

 

石見銀山の採掘坑は、深さ約1,000メートル、長さ約1,000キロメートルに及ぶと言われています。坑道は、複雑に絡み合っており、現在でも一部が調査中です。石見銀山から産出された銀は、当時の日本経済を支える重要な産物でした。

 

大森銀山町並みは、石見銀山の鉱山労働者やその家族が暮らしていた町並みです。町並みには、商家や寺社、学校などの建物が残っており、当時の生活様式を知ることができます。大森銀山町並みは、その歴史的・文化的な価値が認められ、2007年に世界遺産に登録されました。

 

大森銀山城跡は、石見銀山を支配した大森氏の居城跡です。城跡には、天守や櫓などの建物が残っており、当時の姿を偲ぶことができます。

 

大森彦三郎社は、石見銀山の開山伝説に登場する彦三郎を祀る神社です。神社には、彦三郎の像や、開山伝説に登場する宝物などの資料が展示されています。大森彦三郎社は、その歴史的・文化的な価値が認められ、2007年に世界遺産に登録されました。

 

石見銀山遺跡とその文化的景観は、石見銀山の歴史と文化を物語る貴重な遺産です。石見銀山遺跡とその文化的景観を訪れて、石見銀山の歴史と文化に触れてみてください。

 

交通手段

 

飛行機:羽田空港から益田空港まで飛行機で約1時間30分、益田空港から大田市駅までバスで約1時間です。
新幹線:東京駅から出雲市駅まで新幹線で約2時間30分、出雲市駅から大田市駅まで特急列車で約1時間です。
電車:東京駅から出雲市駅まで山陰本線で約2時間30分、出雲市駅から大田市駅まで特急列車で約1時間です。
バス:東京駅から出雲市駅まで高速バスで約4時間、出雲市駅から大田市駅までバスで約1時間です。
車:東京から石見銀山までは約600kmです。中国自動車道、山陰自動車道、国道9号線、国道432号線を経由して行くことができます。
石見銀山に着いたら、大田市駅から徒歩で約10分のところにある石見銀山世界遺産センターまで行くことができます。

 

石見銀山世界遺産センター ⇒ https://ginzan.city.ohda.lg.jp/

 

石見銀山遺跡とその文化的景観への交通手段は、以下のとおりです。

 

電車
出雲市駅からJR山陰本線に乗車し、大田市駅で下車。
大田市駅から石見交通バスに乗車し、石見銀山資料館前で下車。

 

バス
広島バスセンターから石見交通バスに乗車し、石見銀山資料館前で下車。

 


中国自動車道の三次ICから国道54号線を北上し、大田市に入り、石見銀山資料館前で下車。

 

石見銀山遺跡とその文化的景観は、島根県大田市に位置しています。電車やバスでアクセスすることができます。
また、石見銀山遺跡とその文化的景観は、JR大田市駅から徒歩で約30分のところにあります。

 

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石見銀山遺跡とその文化的景観近辺には、多くの飲食店があります。その中でも、特におすすめの飲食店をいくつかご紹介します。

 

石見銀山資料館内にある茶屋
石見銀山資料館の景色を眺めながら、食事を楽しむことができます。
おすすめメニューは、石見銀山の郷土料理である「銀山そば」です。

 

大田市駅前にある定食屋
石見銀山の郷土料理を楽しむことができます。
おすすめメニューは、石見銀山の郷土料理である「石見焼き」です。

 

大田市駅前にある居酒屋
地元の食材を使った料理を楽しむことができます。
おすすめメニューは、石見銀山の郷土料理である「石見銀山そば」です。

 

石見銀山遺跡とその文化的景観近辺には、他にも多くの飲食店があります。ぜひ、自分好みの飲食店を見つけて、石見銀山を訪れた際には、美味しい食事を楽しみましょう。